林 玲那 | 株式会社MUSCAT GROUP
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入社3年目で事業責任者に
前例がないからこそ
止まらず攻め続ける

林 玲那

株式会社WinC MOVE Producer

入社3年目で事業責任者に
前例がないからこそ
止まらず攻め続ける

林 玲那

株式会社WinC MOVE Producer

Profile

2021年10月 株式会社ライスカレー(現MUSCAT GROUP)にインターンとして入社。
2022年3月に関西大学社会学部を卒業後、同年4月に新卒としてコミュニティサービス事業部にてメディアD2C事業に配属。新規ブランドの立ち上げに携わる。
2024年11月、日本発の電動アシスト自転車ブランド「MOVE.eBike」のマーケティング責任者に就任。2025年7月より同ブランドの事業責任者として、ブランド戦略の立案から、広告運用、インフルエンサーや芸能人を起用したプロモーション施策の統括、オンライン販売チャネルの最適化まで、事業全般の指揮を執る。

株式会社MUSCAT GROUP(以下、MUSCAT GROUP)には、大胆に若手を抜擢し、大きな役割を任せる文化が根付いている。

 

グループ企業の1社として、さまざまなブランド、サービスを開発・提供する株式会社WinCにおいて、E-bikeブランド「MOVE」の事業責任者を務める林玲那は、MUSCAT GROUPの文化を象徴する一人だ。

 

2022年4月にMUSCAT GROUP(当時の社名はライスカレー)に入社した林は、さまざまなプロジェクトで成果を残したのち、2024年11月にM&Aによってグループインを果たしたMOVE事業へと異動。マーケティング責任者を務め、2025年7月、事業責任者に就任した。

 

入社4年目にして事業責任者という大役を任せられるに至った林は、なぜ新卒での入社先としてMUSCAT GROUPを選び、どのように成長したのか。

 

語られたのは、積極的なM&Aとフィードバック文化がつくる、MUSCAT GROUPの希有な成長環境である。

M&Aを機に訪れた転機。“異文化”の中で見つけた「自らの価値」

林さんは現在、MOVEの事業責任者を務めていますが、そのポジションに至るまで、どのような業務を経験してきたのでしょうか。

2022年4月に入社し、最初の3ヶ月ほどは美容系/韓国系メディアなどの運用を担当しました。その後、新規ブランドの立ち上げプロジェクトに、リーダー的な立場で携わり、入社3年目となる2024年の11月、MOVE株式会社をM&Aしたことを機に、その事業へ異動することに。最初はマーケティング担当としてジョインし、2025年の7月から現職を務めています。

MOVE事業へのアサインは、ご自身の希望だったのでしょうか。

いえ、ある日突然、役員3名とのミーティングが設定されて、そこで告げられました。「今度こういう会社をM&Aすることになったので、その会社のメンバーたちと事業を推進してほしい。適任はれなちゃんかなと思っている」と。特に明確な理由もなく、「そういうことだから、よろしく」といった感じで(笑)。

未経験の事業に突然アサインされたわけですよね。不安はありませんでしたか。

全くなかったです。むしろ、入社後長く同じプロジェクトに携わっていたので、新しい挑戦ができることが素直に楽しみでした。新たに仲間になる、まったく異なるカルチャーの中で働いてきた方々と一緒に仕事ができることに、ワクワクしたことを覚えています。

そうして共に働くことになったのは、社会人として長いキャリアを持ち、MOVEという会社を立ち上げ、成長させてきた方々です。そういった方々と働くなかで、ご自身の役割をどのように見出していきましたか。

MOVEは創業者である冨田さん(元MOVE株式会社 代表取締役 冨田 大揮)ともう一人の創業者の2人が3年前に創業した会社であり、M&A後もこの2人が会社に残り、事業を牽引する立場にありました。

 

私に求められたのは、MUSCAT GROUPが得意とするSNSマーケティングの知見を事業に活かすこと。おっしゃる通り、冨田さんは経験豊富な起業家ですが「僕たちにはSNSの知識が全くないから、そこは全部任せます」と言ってくださり、私の提案に対して「ノー」と言うことは一度もありませんでした。もちろん、冨田さんには冨田さんの思いや考えがあり、意見を交わしながら施策を決めていくのですが、だからこそその過程で学ぶことが本当に多かったですね。

具体的に、MOVEの事業に貢献できたと感じるエピソードはありますか。

2025年の3月末に、MOVEとして初めての実店舗をオープンしました。それまでMOVEはインフルエンサーマーケティングを実施したことがなかったのですが、オープンイベントにインフルエンサーの方々を招待し、SNSでの発信を強化する施策を企画・実行したんです。

 

その結果、オープン初月の売上は、従来の月平均売上の2.5倍を記録しました。これは店舗とECサイトの売上の合算であり、もちろん単純に販売チャネルが増えたことによる影響もあるとは思います。とはいえ、施策の効果はあったのではないかなと思います。オンラインとオフラインの施策を掛け合わせ、実店舗のオープン初月から大きな成果を残せたことは、私にとって最大の成功体験となりました。

入社の決め手は「スピード感」と「時代の最前線」で戦えること

そもそも、林さんが新卒でMUSCAT GROUPへの入社を決めた理由は何だったのでしょうか。

面接を通して、大久保さん(MUSCAT GROUP 代表取締役 大久保 遼)や荻原さん(MUSCAT GROUP 執行役員/株式会社WinC代表取締役 荻原 萌々佳)とコミュニケーションを取る中で、「この環境で働けたら絶対に楽しい」と直感的に思ったからです。

 

大学では社会学部のメディア専攻に所属し、広告について学んでいたこともあり、広告業界に興味を持っていました。ただ、チアリーディング部に所属していたこともあって本格的な就職活動はしておらず、広告業界に限らず名前の聞いたことのある大手企業をいくつか受けていた程度だったんです。

 

ゼミの先生からは大学院への進学を勧められていて、その選択肢もぼんやりと考えていました。そんな時、私の母が代表である大久保さんのInstagramをフォローしており、「おもしろそうなSNSマーケティングの会社があるよ」と教えてくれたのがMUSCAT GROUP(当時は、株式会社ライスカレー)を知ったきっかけです。

 

少し調べてみて興味を持ったこともあり、応募したところ、すぐに現在の上司にあたる荻原さんとオンライン面接をすることになりました。

面接ではどんなことを聞かれたのですか。

いわゆる「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」のような紋切り型の質問はほとんどありませんでした。最初に聞かれたのは、「ミーハーですか?」という質問。私自身ミーハーな自覚があったので、「はい、ミーハーです」と素直に答えたことをよく覚えています。過去の実績よりも、「現在の私がどういう人間か」を問われるような質問が多く、とても印象的でしたね。

 

私は関西大学に通っていたので、当時は大阪に住んでいたのですが、その数日後、内定をいただいていた企業の内定者向けイベントがあり、東京へ行く機会がありました。そのタイミングに合わせて、大久保さんと面接をすることになったんです。

その面接が、入社の決め手になったのでしょうか。

そうですね。大久保さんとの面接もとても印象に残っています。大久保さんはグアバジュースを片手に現れて、こちらは何も言っていないのに、「これ、俺のだから」と言って飲み始めたんです(笑)。あっけにとられて、思わず笑ってしまいました。

 

そして、私が学生時代に学んできた広告の話をすると、「これからの時代、君が学んできた広告は通用しなくなる。SNSマーケティングが来る」と言い、大久保さんの考えや見据えている未来、そしてMUSCAT GROUPの取り組みについて詳しく話してくれたんです。その内容は、私自身がなんとなく感じていたことと一致していましたし、時代の最前線で働けることに大きな魅力を感じました。それに、ここでなら新しい価値を、スピード感を持って生み出せるのではないか、と思ったんです。

なぜ、そう感じたのでしょう。

選考がとにかくスムーズだったんですよね。応募から内定まで、おそらく1週間程度の出来事だったと思います。こんなに早くレスポンスをくれる会社は初めてで、純粋に「求められている」と感じられて嬉しかったですし、事業においても意思決定が速いのだろうと想像できました。そして、すでにいただいていた内定を断り、MUSCAT GROUPへの入社を決めました。

積極的なM&Aが生み出す、多様な挑戦機会

そうして入社し、約4年が経ちました。入社後、ビジネスパーソンとしてどのような成長を遂げられたと感じていますか。

入社当初の私は、かなり感覚的に仕事を進めるタイプでした。「なんとなくこっちがよさそう」と、直感で施策を決めることが多かったんです。しかし、現在はその「なんとなく」を言語化し、ロジックとして組み立てる術を身につけられたと感じています。

 

そういった成長が得られたのは、やはりMOVEでの経験が大きいですね。冨田さんは常に「なぜそう思ったの?その根拠は?」と問いかけてくるんです。最初は戸惑いましたが、その問いに答えることを繰り返すうちに、物事を構造的に捉え、定量的な事実に基づいて判断する力が身につきました。私にとって、新しい武器を手に入れたような感覚でした。

その経験は、MUSCAT GROUPが大切にしている価値観とも通じる部分がありそうですね。

そうですね。私が所属している株式会社WinCには「Factfulness」「定量的な事実と向き合おう」というカルチャーや、MUSCAT GROUPには「Date&Creative」というバリューがあります。入社当時はこの言葉が意味することを正確に理解できていなかったのですが、MOVEでの経験を通じて、その重要性を身をもって理解しました。

 

感覚や直感も大切ですが、その背景にある理由をロジックで説明できなければ、人を巻き込むことはできません。ロジックだけではなく感覚的な意見も尊重される社風ではありますが、「なぜならば」と、その感覚の裏側にある根拠や理由を併せて説明できれば、説得力は上がります。感覚とロジックのバランス感覚が、今の私の仕事の基盤になっています。

MOVEでの経験が、林さんを大きく成長させたわけですね。

そうですね。一つの会社にいながら、全く違う環境に身を置けるのは非常に大きなメリットだと思います。MUSCAT GROUP本社は渋谷駅直結のオフィスビルに入居していますが、グループ入り直後のMOVEは東京の下町に小さなオフィスを構えていて、本当に何もかもが違いました。

 

そのギャップが私にとっては新鮮でしたし、大きな刺激になりました。「買収した会社で働く」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、「少し環境を変えて、新しい挑戦をする」イメージで、言うなれば「社内留学」のような感じですかね。

 

常に新しい学びの機会が与えられ、マンネリ化することなく働き続けられるのは積極的に新ブランドづくりや、M&Aを推進するMUSCAT GROUPならではの魅力だと感じます。

前例がないなら、つくればいい。未知の領域での戦い方

今後、MOVEの事業責任者としてどのようなことに取り組んでいきたいですか。

オンラインとオフラインの融合が最大のテーマです。これまでのMOVEはECが中心でしたが、最近は「ECで見て、店舗で試乗して購入する」というお客様が非常に増えています。この流れを加速させるために、いかにしてお客様とのタッチポイントを増やしていくかが重要です。

 

また、これまでは突発的な施策で成果を出してきましたが、今後は事業の基盤となるような、再現性のあるマーケティングの型をしっかりとつくっていかなければならないと考えています。

MOVEは実店舗を持ち、高価格帯の商材を取り扱っているという意味で、MUSCAT GROUPにおいて特異な位置を占める事業だと思います。社内にも「実店舗×高価格帯商材」のマーケティングに関するノウハウは蓄積されていないと思いますが、いかにして施策を決定しているのでしょうか。

現在は、とにかく思いついたことはすべて試すようにしています。「100個やれば1個は当たるだろう」というマインドです。

 

もちろん、広告運用の基礎など、どのようなブランド、商材にも共通する鉄則は守ります。その上で、新しいアイデアはアルバイトのスタッフも含めて全員でブレストし、どんどん実行に移します。前例がないからこそ、自分たちで正解をつくっていくしかない。そのプロセス自体を楽しんでいます。

MUSCAT GROUPならではの環境を活かし、日本のトップを目指す

改めて、MUSCAT GROUPはどのようなカルチャーを持つ会社だと感じますか。

役職や年齢に関係なく、誰もがフラットに意見を言える会社です。最近も「アンテナマックス会議」という全社ミーティングで、発売直前の新商品について議論したのですが、あるメンバーから「これ、絶対売れないですよ」という率直な意見が出て、最終的には全く別の商品アイデアが採用されることになりました。社長が決めたことでも、みんなの意見で覆ることが日常的に起こる。それくらい、一人ひとりの意見が尊重されるカルチャーです。

入社4年目にして事業責任者を務められているということで、プレッシャーの大きい仕事も多いと思います。困難に直面したとき、支えになるものはありますか。

上司や同僚の存在が何よりの支えです。MUSCAT GROUPのメンバーは、相談を持ちかけると、必ず期待以上のフィードバックを返してくれます。1聞いたら、10返ってくることもあるくらい(笑)。この手厚いフィードバック文化こそが、MUSCAT GROUPの成長の源泉なのだと思います。

最後に、今後の展望や野望についてお聞かせください。

まずは、MOVEを日本一のE-bikeブランドにしたいです。

 

MUSCAT GROUPは「Difference for the Future」というミッションのもと、ニッチトップ戦略を掲げ、ニッチな領域でトップを取るブランドを量産することで、グループ全体としての成長を実現しようとしています。ただ、現段階では明確にニッチトップといえるブランドはありません。

 

その最初の成功事例を、私の手でつくりたいんです。将来的には、E-bikeというプロダクトにとらわれず、より広い視野で新しい事業を生み出していきたいです。MOVEの創業者である冨田さんと働く中で、0から1を生み出す人のすごさを目の当たりにしました。私もいつか、事業を自らの手でつくり上げられるような、そんなビジネスパーソンになりたいです。

Daily 
Schedule

1日のスケジュール

  • 10:00

    出社

    Slack・メールの返信
    社内ミーティング、朝会

  • 10:30

    自席で事務作業

    数値確認(売上、店舗)、中国の工場と連絡、新規施策の進行、CS確認

  • 12:00

    週次定例・社外ミーティング

    新規・既存クライアントとの打ち合わせ

  • 13:00

    ランチ

  • 14:00

    社内ミーティング

    予算会議

  • 15:00

    管理業務

    広告施策の企画、クリエイティブチェック

  • 16:00

    移動

    MOVE店舗へ

  • 17:00

    店舗スタッフとミーティング

    来店顧客の様子や店舗施策の状況確認、改善施策についての相談

  • 19:00

    終業

    終業後は同期とごはん

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